L.A.のコロナ事情  現地バイヤーRYUより

 

 

はじめまして!!  L.A.在住 L.A.DEPO 現地バイヤーの RYU と言います。

クマガイ オーナーに頼まれブログを書いてみました。

今回は今、全世界が注目している「コロナ感染」のアメリカの状況をお知らせします。

 

ロサンジェルス(L.A.)でコロナウィルス初の死亡者が確認された2020年3月11日の

5日後には飲食店室内ダイニング禁止令、バーやエンターテイメントなども閉鎖され、

我々アメリカ人の生活が大きく変わりました。

それから約1年弱が経とうとしていますが、コロナウイルスでの感染者や死亡者は減らず、

今ではL.A.郡の3人に1人はコロナウィルスに感染してると言われてます。

そして私も感染した その1人です。

感染者の症状は人それぞれですが、

私の場合2週間以上の高熱と怠さ、頭痛との格闘でした。

味覚も無くなり、未だに味覚は戻りません。

 

私が気づいた一番のアメリカの変化と問題はマスク着用率が悪いことです。

もちろん、州や郡での規則でマスク着用は絶対ですが、アメリカでは、理由は様々ですが、

それでも着用を拒否する方がいます。

ただ皆んながマスクをしてる光景は未だアメリカでは見慣れません。

コロナ前、私も風邪を引いた時や埃が多い場所に行くとマスクをしていましたが、

変な目で見られた事を思い出します。

マスク着用する姿が普通になってきた中、こんなに長くコロナ騒ぎが続くと麻痺するというか、

少し考えが緩むのでしょうか、パーティーやイベントが密かに行われたり、

サンクスギビングやクリスマスの集まりが増えてきたりで、

大きい行事がある度に感染者が一気に増えます。

今まで感染しなかった人はもう感染しないだろうとどこかで思うのでしょう。

 

一つ大きな問題になったのが

コロナウィルス検査の正確率です。

結果が1時間以内に出るRapid Testは結果が出るのは早いですが、正解率が70%と低いです。

このテスト結果で陰性であった人たちはそのまま外に出て活動し、後に陽性だったと気づき、

その時には何十人の人で接してウィルスが感染してしまいます。

 

コロナでロックダウン、室内ダイニング禁止になり、一番被害を被ってるのは

やはりレストランのオーナーやスタッフでしょう。

資金の蓄えのない個人経営のレストランが多いL.A.では、スタッフも雇えず、

また、レストラン自体も営業を続行できず閉めるお店も多くなってきました。

政府の支援があっても、ここまで長引いてしまうと大変です。

今後もどんどん閉鎖していくお店が増えていくでしょう。

 

そんな中多くの市で外ダイニングが今まで可能でなかったエリアでも

レストランはどうにか、外ダイニングができるよう工夫され営業が持続されています。

例えば歩道や道路を閉鎖し、外にテーブルや椅子を置くスペースを確保するとか、オーナーと交渉し、

駐車場の一部をダイニングスペースにするなどがされています。

 

オフィスも『リモート作業』が可能なスタッフは家から仕事させ、

家賃やコスト削減の為、オフィススペースを減らしています。

今後もリモート作業が可能な職種はそのままリモート作業を行い、

ホームオフィスも増えていくでしょう。

 

やっとワクチンが開発、生産され、L.A.でも配られていますが、

数が全く足りず、現段階ではワクチンを待っているシニア(60歳以上)がまだ沢山います。

早くシニア、そして我々60歳以下にも配布されると良いのですが、いつになるのでしょうか。

 

日本の皆様もお気をつけください。

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