今こそ世界にこの曲が必要かもしれない…

皆さまこんにちは~

★L.A.DEPO Kanazawa店です♪

 

1月も早半分を過ぎましたね。

新しい年を迎え、気持ちを新たに益々頑張っていきたいと思います!

人生は日々挑戦なので、今年も色々な事にチャレンジしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします😄♪

 

ご挨拶はさておき、新年ということで、L.A.DEPOの事業目的を改めて振り返ってみました!

(実際、初めて目を通しました…😅)

 

L.A.DEPOの事業目的は、

・アメリカ音楽とヴィンテージを通じて人の輪を作る

・モノを大切にする文化を取り戻す

 

この2点なんですが、皆さんご存じでしたか??

はい、私は知りませんでした…😑🙄

 

今回はこの一つ目の

「アメリカ音楽とヴィンテージを通じて人の輪を作る」

に関連して、以前からシェアしたいと思っていた曲をご紹介させていただきたいと思います♪

 

★L.A.DEPO金沢本店に来た事がある方は既にご存じだと思いますが、

オーナーの音楽好きが高じて店舗にも古いLPレコードを商品として多数販売しております。

 

そんな中、私が大好きな曲をお客様が手に取ってくださったので思わず熱く語ってしまいましたよ…

 

その曲がコチラ↓

 

“We Are the World”(ウィ・アー・ザ・ワールド)です!

 

今から37年前の1985年、アメリカでリリースされた曲ですが、名曲ですね!

 

♪  We are the world
We are the children
We are the ones who make a brighter day, so lets start giving ♪

 

というフレーズの部分は誰もが一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

2020年がちょうど35周年記念で、その間私も偶々テレビで当時のレコーディングの様子を収録したドキュメンタリーが放映されていたのを目にしました。

この曲が発売された1985年はちょうど私が生まれた年だったので、私はこの曲の背景とか全然知らなかったんですが、

約1時間にわたるドキュメンタリーでしたが, もう思わず見入ってしまいましたよ!

というのも、この曲にこんなドラマチックな制作背景があったなんて、全然知りませんでしたからね😲

 

ちょうど今のCOVID-19による世界的なロックダウンで人々が感じている思いにも通じる、

正にタイムリーでメッセージ性も強く、衝撃を受けました!

その後、直ぐにYouTubeでそのドキュメンタリー映像を何度も見ちゃいましたよ。

 

・大チャリティーブームを巻き起こした歴史的なイベント

“We Are the World”は、当時100万人近くの犠牲者を出したアフリカの飢餓と貧困層解消の為にチャリティーソングとして作られました。

元々このチャリティーキャンペーンのアイディアは1984年12月にUKで先駆けて行われていたバンド・エイドのチャリティープロジェクト、

”Do They Know It’s Christmas?”

に影響を受けてハリー・べラフォンテ(Harry Belafonte)がアメリカバージョンとしてスタートさせました。

 

私がアメリカで感心する事の一つは、チャリテイー文化が社会に根付いていて寄付がとても盛んに行われている事です!

貧富の差も大きいですが、その分困っている人がいたら集まる💲お金💵の額も結構すごいんですよね…😲

これはアメリカ社会のポジティブな一面だな~っていつも思います🙂

 

“We Are the World”の作詞・作曲は

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)とライオネル・リッチー(Lionel Richie)で、

二人は7週間で曲を書き上げたそうです。

そして、プロデューサーはクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)でした。

 

1985年3月7日、コロムビア・レコードからファーストシングルがリリースされるや否や、

瞬く間に世界中のミュージックチャートでランキングトップとなり、アルバムの売り上げ枚数はなんと2000万枚以上😲!!

ベストセーラーの音楽シングルとしては、歴代第8位にあたるそうです。

グッズも飛ぶように売れ、全世界で大チャリティーブームを巻き起こしました!

その当時の様子を覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

多数のミュージックアワードも受賞して、

”We Are the World”は当時だけで6300万ドル、

日本円にして約73億円(現在は約172億円の価値)の寄付を集めたそうです!

驚きの額ですね😲🙌!

 

その要因は、何といっても今ではあり得ないくらいの超豪華キャスト達の夢のコラボ実現です!✨✨

レコードジャケットのメンバーを見ていただければ分かりますが、

ソリスト(歌唱順)

・ライオネル・リッチー(Lionel Richie)           ・アル・ジャロウ(Al Jarreau)

・スティーヴィ―・ワンダー(Stevie Wonder)         ・ブルース・スプリングスティーン

・ポール・サイモン(Paul Simon)               ・ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)

・ケニー・ロジャース(Kenny Rogers)               ・スティーヴ・ペリー(Steve Perry)

・ジェームス・イングラム(James Ingram)             ・ダリル・ホール(Daryl Hall)

・ティナ・ターナー(Tina Turner)                                         ・ヒューイ・ルイス(Huey Lewis)

・ビリー・ジョエル(Billy Joel)                                             ・シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)

・マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)                        ・キム・カーンズ(Kim Carnes)

・ダイアナ・ロス(Diana Ross)                                             ・ボブ・ディラン(Bob Dylan)

・ディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)                 ・レイ・チャールズ(Ray Charles)

・ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)

 

コーラス(五十音順)

・ウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings)                ・ティト・ジャクソン(Tito Jackson)

・ザ・ポインター・シスターズ(The Pointer Sisters)         ・ハリー・べラフォンテ(Harry Belafonte)

・ザ・ニュース(The News)                                                   ・ベット・ミドラー(Bette Midler)

・ジェフリー・オズボーン(Jeffrey Osborne)                     ・ボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)

・ジャッキー・ジャクソン(Jackie Jackson)                       ・マーロン・ジャクソン(Marlon Jackson)

・ジョン・オーツ(John Oates)                                           ・ラトーヤ・ジャクソン(La Toya Jackson)

・シーラ・E(Sheila E.)                                                         ・ランディ・ジャクソン(Randy Jackson)

・スモーキー・ロビンソン(Smokey Robinson)    ・リンジー・バッキンガム(Lindsey Buckingham)

・ダン・エイクロイド(Dan Aykroyd)

 

といったそうそうたるメンバーです!

 

45人の当時のアメリカのトップミュージシャン達が多忙なスケジュールの中、

一夜に集まって収録するという

普段のレコーディングでは絶対にあり得ない様な状況で実現させた

正に奇跡みたいな曲なんです😭✨✨!!

 

・レコーディングの様子

1985年1月22日の夜、最初のレコーディングは少人数で行われました。

マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)とライオネル・リッチー(Lionel Richie)がヴォーカルガイドを務め、

3人のセッションミュージシャンと共にクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)のプロデュースの元行われ、

デモテープと楽譜は直ちに参加する他の全アーティスト達に届けられました。

因みに当時はまだ今のようにネット環境が整っていなかったので、カセットテープの時代でしたね~

 

各自で曲のイメージを把握し、迎えたレコーディング本番は僅か6日後の1月28日

ハリウッドのA&Mレコーディングスタジオで行われました。

 

参加者の多くはアメリカ4大音楽賞の一つ、

American Music Award (アメリカン・ミュージック・アワード)のセレモニーに出席した直後、

9:00pm過ぎにレコーディングスタジオにやって来ました!

 

各ミュージシャンたちがレコーディングスタジオに入る際、

ドアに張り付けられたこんなサインで出迎えられたそうです↓

 

“Please check your egos at the door.”

(直訳:エゴはドアのところに置いていってください⇒入る前に邪魔なエゴは捨ててくださいね)

 

これだけ大勢の才能あふれる大物ミュージシャン達の集まりですから、

只でさえ個性を出してなんぼのアメリカ社会で

長時間に及ぶ一つの作品作りの苦労は想像を絶しますね😲!!

 

レコーディングが開始される直前に先のUKで行われたチャリティープロジェクト、

”Do They Know It’s Christmas?”

の発起人であるボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)が全員に紹介されるのですが、

彼はエチオピアから帰国したばかりで、

彼が目の当たりにしてきた飢餓の深刻な様子が

それまで和やかだった参加者全員の緊張感を一気に高めます。

彼のスピーチを一部抜粋すると、

 

「今アフリカで起きている飢餓は欧米諸国によって起こされた犯罪だと思います。

倉庫には何十億トンもの食料が余ってるのに、飢え死にしかけている人々に与えない。

”何もない”ということが皆さんは想像できますか?」

 

当時その場に参加していた人々の複雑な感情が伝わってきますね😔

 

パフォーマー達は10:00pm頃からまずはコーラスパートを歌い始め、

色々しったもんだしながら皆で曲をより良いものに作り上げていったみたいです♪

 

4時間も歌い続け、夜中の2:00am、ようやくコーラス録りが終了します。

 

それから今度は2:30amに雑誌「ライフ」の写真撮影が行われ、

今回のチャリティーイベントのポスターにもサインしたりと大忙しです💨

 

そして3:00am、21人のソロとハーモニーのリハーサルが始まりました!

 

4:00amソロパートのレコーディング直前、二人のエチオピア人女性がスティービーワンダー(Stevie Wonder)のゲストとして紹介されました。

そのうちの一人が感謝の言葉を述べたのですが、

彼女の表情から、当時のアフリカで進行していた飢餓が如何に悲惨な状況だったか想像できて、私も思わず泣いちゃいましたね….😢

 

”We Are the World”のレコーディングが無事に終わったのが8:30am頃。

トータルで約10時間に及ぶ収録でした!

参加者の皆さん、お疲れ様でしたー😌

 

その後、猛スピードで曲の編集が行われたのですが、

この作業が最も大変だったようです!

ソロやハーモニーの全パーツを繋ぎ合わせて一曲に仕上げる作業です。

まるで複雑なパズルみたいですね~😲

 

レコーディングから約1ヶ月後の3月7日

こうしてようやく”We Are the World”のシングルレコードが発売されました!!👏👏👏

 

 

歌詞

There comes a time
When we heed a certain call
When the world must come together as one
There are people dying
Oh, and its time to lend a hand to life
The greatest gift of all

We can’t go on pretending day by day
That someone, somewhere will soon make a change
We’re all a part of God’s great big family
And the truth, you know, love is all we need

[Chorus]
We are the world
We are the children
We are the ones who make a brighter day, so let’s start giving
There’s a choice we’re making
We’re saving our own lives
Its true we’ll make a better day, just you and me

Oh, send them your heart
So they know that someone cares
And their lives will be stronger and free
As God has shown us by turning stones to bread
And so we all must lend a helping hand

[Chorus]

When you’re down and out, there seems no hope at all
But if you just believe there’s no way we can fall
Well, well, well, well let us realize
Oh, that a change can only come
When we stand together as one, yeah, yeah, yeah

[Chorus Repeat]

 

この曲の歌詞がまた良いんですよね~😌✨

これだけ才能あふれるスーパースターたちが一堂に集まって、

一夜限りのレコーディングを行う。

それを見事に一つにまとめ上げてしまったんだから、本当にミラクルですね✨✨

人の気持ちって、皆が同じ思いで集まったらこんなにも強く輝くんだと思い感動しました!!

今現在、世界中でコロナの影響を受け苦しんでいる人々が沢山いると思います。

こんな時こそ、もう一度この曲が持つメッセージが必要とされてるんじゃないかと思います。

 

“We Are the World”には色々な和訳がされてるので、

是非自分が好きだなと思うものを見つけてみてくださいね😉♪

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