デザインコーディネーター&リテール部長 安田の魅力に迫る

アメリカン アンティーク ヴィンテージ 雑貨・家具店

★L.A.DEPO Kanazawa店 Staffのmomoです。

 

本日は

 

2021年の11月に、

YouTubeチャンネル登録者数58.7万人越えの、

~マフィア梶田と中村愁一の「わしゃがなTV」~

の大人気YouTuber 

マフィア梶田 様 

 

からご依頼いただいた、

 

住宅内装の “デザインコーディネート”

 

を手掛けて、既に3回も彼のYouTubeチャンネルに登場しております、

【男の巣窟】マフィア梶田のガレージハウスを徹底解説!【Part1】

【男の巣窟】マフィア梶田のガレージハウスを徹底解説!【Part2】

【男の巣窟】マフィア梶田のガレージハウスを徹底解説!【Part3】

 

L.A.DEPOイチ押しの、

デザインコーディネーター、兼リテール部長

安田 

の魅力に迫ってみたいと思います!

 

  

 

安田は現在45歳。

1990年代、ファッションやカルチャーの黄金世代と言われている時代を青春時代として過ごした年齢です。

 

その時代の背景には、あらゆる雑誌のなりたい職業ナンバーワンは

“販売員”

でした。

 

因みに今の時代のなりたい職業1位は

“ユーチューバー(YouTuber)” で、

販売員は人気職業ランキングの上位100位内にすら入っていませんでした...

 

彼の若い頃、そういう販売員に憧れを持ち、特定のショップに通ったそうです。

当時は “カリスマ” という言葉がまだあまり浸透していませんでしたが、

その頃はどのショップにも必ずそのショップの “顔” といわれる存在がいて、

それは必ずしもオーナーではなくスタッフの場合もあったそうです。

 

彼らは確実にカリスマで、

そうゆう人から商品を買うだけではなく、

相談事をしたり色々教わったり...

話をしに行くだけの時もあったそうです。

 

現代ではインターネットは必要不可欠なツールですが、何だか当時の方が今より人との繋がりが濃くて、イイ感じの時代に思えますね!

 

現在でも彼はネットでの買い物をあまりしないそうで、

極力自分の友人や知り合いのお店に実際に足を運んで購入するスタンスを大事にしているそうです。

 

そういった事からも彼の人となりが何となく伝わってきますね。

 

この人から商品を買いたい、この人と話したい。

言ってみれば自分が興味がある人・魅力的な人から買うようにしているそうです。

 

飲食店も同じような理由で選んでいるそうですが、

というのも彼はグルメではないからだそうで...(笑)

確かに、お昼いつも同じもの食べてますもんね。

私だったらもっと色んなもの食べたり試してみたいと思いますけどね。

 

 

それはさておき、現在安田はL.A.DEPO のデザインコーディネーター&リテール部長をしていますが、

L.A.DEPOに来られるお客様が、

 

“安田と話したい・安田のいるお店で商品を買いたい”

 

そんな風に思ってもらえる存在になることを目指しているそうです。

 

 

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momo安田さんの若い頃の、ファッションやカルチャーの黄金世代についてもう少し教えてください。

 

安田はい。まず僕はコンビニにトイレを借りに入った時は必ず何かを買って店を出ます。

そう言う所があります。

どうも安田です!

 

あっ!そうそう、十代後半から二十代前半にかけて、

憧れのカリスマ的ショップ店員に影響を受けて、

アパレルショップやインテリアショップを掛け持ちでバイトし、

時々ラウンジやキャバクラもはさみました!

 

当時一人暮らしをしていたので、皆さんも経験があるかもしれませんが、

マヨネーズをご飯にかけて食べるみたいな感じで食費を浮かし、

自分が欲しい洋服を買うために借金をしてにっちもさっちもいかなくなってみたいな...

 

皆、“ASAYAN” や “メンノン”、関西だと “カジカジ” を見て情報収集してましたし、

オシャレやクラブ遊びに必死でしたよ!

 

momo:...そうなんですか。

マヨネーズをご飯にかけて食べた事もないし、

幸い借金をしたこともないですが...

そもそも欲しい洋服を買うために借金までするなんて、かなりクレージーに聞こえますが...

 

安田:でも僕は運が良かったので、法に触れることなく生き延びてきましたよ。

まぁそういう時代でしたよ。

男たるもの、恋愛においては “見栄” も大事!!みたいな(笑)。

みんなモテたかったし、周りはそういうの当たり前でしたから。

でなきゃ、可愛い子をお持ち帰りする事さえできなかったよ。はっはっは。

 

momo:なんかクッ*ヤローですね。

 

安田:そうゆう経験があるからこそ現在の安田を作っていると思うと、

安田にとっては大事な経験だったんだよねー。

 

momo:つまり、安田さんは人生の酸いも甘いも経験してきたってことですか?

それは確かに今の安田さんの魅力に繋がってるのかもしれないですね。

妙に納得します。

 

安田:momoちゃんも海外に住んでたんだよねー。

 

momoはい、大学時代サンフランシスコに約5年間住んでました。

中国語を専攻していたこともあって、奨学金を貰って半年間はアメリカの大学から台湾に交換留学に行ったこともありましたね。

でも帰国して全然使用する機会がなかったので、今じゃ前みたいに話せなくなっちゃいましたけどね。

 

安田:サンフランシスコはアメリカで一番坂が多い都市だよねー。

 

momo :そうですね。ケーブルカーも有名ですよ。

  

 

安田:そういえば昔15年位前、サンフランシスコでの買い付けの途中で給油のためにガソリンスタンドに寄ったんだけど、

たまたまはいていたパンツがレインボーカラーだったせいか、

自分より大きな白人男性二人が近づいてきて、気づいたらいつの間にか自分の隣にいて、

もしかして自分誘われてるんじゃねって感じがして怖かった思い出があるよ。

 

momo:あ~アメリカあるあるな感じですね。

特にサンフランシスコはLGBTQのメッカみたいな場所として世界的にも知られてて、

そういった人たちが集まって暮らしてたり、お店も沢山ある

“カストロストリート” が有名ですね。

 

それに、毎年6月後半に行われる “プライド・パレード” も圧倒されますよね。

   

  

   

 

今でこそ日本でもだいぶ認知されるようになってきましたけど、

レインボーカラーはLGBTQの人達のシンボルマークですもんね。

わざわざアメリカンフラッグみたいに家の前にレインボーフラッグを掲げている家も結構ありましたし。

  

 

私もサンフランシスコに行って暮らしてみるまで全然知りませんでしたね。

だから、日本からそういったことを知らずに行くのはある意味気を付けた方が良いですよね。

 

安田:ねっ!

 

momo:サンフランシスコのコミュニティーカレッジでESL(English as a Second Language)クラスを取っていたころ、よく先生が

「この学校で一番人気の科目は何かわかる? LGBT Studiesだよ!」

って言ってたのが印象に残ってますね。

 

それに3年くらいしてコミュニティーカレッジも卒業間近な頃、

学校のトイレに男女兼用マーク

つまりバイセクシュアルの人達専用のトイレが設置されたことが話題になってました。

私が驚いたのはそれよりも、以前アメリカンミュージックのクラスを取った時のスキンヘッドの教授が、

LGBT学科の主任になっていたことです!

しかも以前の彼の風貌とはすっかり変わってバッチリお化粧までしてましたからね!

 

そのことを帰ってからホームステイ先のmommyさんに話したら、

年を取ってから急に変わる人もアメリカではよくある話だとの事でした...

 

とにかくアメリカ、サンフランシスコは多様性に富んだ町ですね♪

マイノリティーの人々も皆が平等な権利を持って住みやすいように常に議論され続けてるって感じです。

そのおかげかどうか分かりませんが、今となってはうちの父が急に女性になりたいと言ってきても、

それはお父さんの自由な権利だから良いんじゃないって感じですけどね。hahaha.

 

安田:ねっ!

20年位前僕もカナダのトロントで生活してたことがあって、古着の買い付けの関係でね。

若干生活すると、友達もいないしホームシックにかかることもあったよねー。

その時に唯一の癒しと言えば、

アパートの前にあるスーパーで買って飲む紫タロイモの “ボバティー” と、時々 “ベビーキャロット”。

小さい頃からポークビッツが好きでよく食べてた僕は、絶対にポークビッツとベビーキャロットは仲良くなるなぁーと思いました。(笑)

  

 

momo:はっ? それってただ単に見た目が似てるってだけですよね(笑)。

ポークビッツも美味しいですが、私もベビーキャロット甘くて大好きでした。

アメリカでは結構定番ですよね♪

サンドウィッチのお供にランチに持って行ったり、小腹がすいた時甘いからそのままスナック感覚で食べたり。

日本に無い野菜とか食材も沢山あってスーパー巡りも楽しいですよねー。

 

そうそう “ボバティー” ですが、

アメリカとかだと “タピオカミルクティー” のこと

“boba tea( ボバティー)”、もしくは  “bubble tea(バブルティー)” って言うのが普通ですよね。

私も最初ボバティーって何のことか分かりませんでしたけど、後でタピオカミルクティーの事かって分かりました。

因みに日本では見かけたことないんですけど、私も紫色のタロ味が一番好きでした!

日本の里芋みたいなやつですよね。

安田さんもタピオカドリンクはタロ味が好きだったなんて奇遇ですねー。

 

   

 

ところで安田さんがカナダでされてたお仕事ってどんなかんじだったんですか?

 

安田:古着の買い付けで、毎日サラリーマンみたいに洋服の warehouse(倉庫) に行き、

朝から夕方まで何千・何万枚と洋服を見て一瞬の判断でピックしてました。

その中で、現地の工場で働く移民の労働者たちは日本の人が欲しがるものはどういうものかという知恵をつけて、

良いものがあれば隠したりします。

それで、中には仲良くなったら個別に良い物を持ってきてくれたりして。

だからと言って別に彼らに何かメリットがあるわけでもないのにね。

彼らの意図はそれぞれで、今でも謎のままですが...

面白い経験でしたが、埃も酷くて空気が悪く、長く続けられる仕事ではなかったですね。

 

カナダでの忘れられない思い出がもう一つあって、

トロントは冬場-30℃になるんだけど、

その世界と言ったら髪の毛は凍って、顔の前には氷柱が出来る様な気温だけども、

調子に乗って会社からアパートまで歩いて帰ったことがあってさ。

その時本当に死ぬかと思ったよ。hahaha。

そんな寒い国だからこそ、地下のパーキングから既に暖房設備がアパート全体に整っていて、そこは感動しましたね!

 

momo:-30℃もやばいですけど、そんな中歩いて帰った安田さんもやっぱり相当ヤバイですね...

命があって良かったですね!

その後、帰国されてからどうされたんですか?

 

安田:皆いやだと思うけど、人から指図されるのがめちゃくちゃ嫌いだったので、

とにかく自分がトップで経営者になりたいという思いで洋服屋を開業したよ。

 

momo:20代で自分のお店を持たれるなんて凄いですね~

じゃあ、ずっと古着とかのアパレル関係でお仕事されてきて、

安田さんはどうして ヴィンテージ商品 に興味を持つようになったんですか?

 

安田:当時自分は、古着と新品の衣料雑貨をメインに取り扱うお店をしてたんだけど、

たまたま何かで見た方が凄く気になったんで連絡を取り会いに行きました。

そしたらそこで見た光景に鳥肌が立って!

その方の家やお店を見て、ここは本当に日本ですか⁈

みたいな感じになりましたよ。

建物や内装、インテリアから全てヴィンテージ、アンティークといったものでした。

新しい物がないし、日本の物もない。

ビスやクギといった細部にまでこだわっていて凄く圧倒されました!

 

それで自分もこれがしたいと思って、洋服の仕入れでアメリカに買い付けに行く際に

視野を広げてインテリアや建材も一緒に買い付けてくるようになったんだよね。

 

そこでも、衝撃を受けたんだけど、

というのもボロッボロで実用性の無いイスやテーブルになんとプライスがついている!

びっくりした!

そのボロッボロなものが凄い存在感を放っていて、

その値段出しても欲しいと思えるようなものだったんだよね。

それ以来ヴィンテージの魅力にどんどんハマって、

リサイクル・リユースという観点からも、

凄く地球にとって優しい活動に関われてるという点でもやりがいがあったね。

 

ある人の言葉で、

「ジャンクはある人にとってはゴミでも、ある人にとっては宝物である。」

って言うのがあって、自分がバイイングする時の指針にしてました。

 

momo:本当にそうですよね!

私はL.A.DEPOに来てまだ半年ですが、ヴィンテージの世界って奥が深いな~って思います。

こんな物いったい誰が買うのって思うようなヴィンテージ品が意外と売れたりしていて。

お客様一人一人によってそのモノに付ける価値は異なっていて。

全く予測できないところが面白いですね!

 

安田さんはカナダでの生活を経験し、自信でアンティークショップをやりながら、

古材やヴィンテージ家具を取り入れた住宅や店舗を手掛けてきたとの事ですが、

安田さんにとってヴィンテージ・アンティーク品の魅力とは何ですか?

 

安田:ヴィンテージ・アンティーク品は僕にとっては

“自己表現のツール”。

そのモノのバックグラウンドやデザイン、

現代の物にはない存在感とロマンが魅力です!

 

だから僕は “ヴィンテージなおじいちゃん” になりたいと思っていて。

そこに向けて自分は準備しています(笑)。

 

momo:ヴィンテージなおじいちゃんですか(笑)、頑張ってください!

まだまだ聞いてみたいこと沢山ありますが、今回はこの辺で。

また次回安田さんの魅力を深堀していきますね!

Bye for now~

 

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momo  : 大学時代をアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコで約5年間過ごし、

帰国後、通訳案内&日本語教師として勤務。

COVID-19のパンデミックにより職を失い、2021年10月よりご縁あって

L.A.DEPO Kanazawa店で研修中。

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